『魂の紀行』 第2章 エジプトでの御神事・本編(前編)-8
2014年1月24日 第2章 エジプトでの御神事・本編(前編), 『魂の紀行』
2013年9月15日。
エジプト3日目の朝は、アスワンのホテルで迎えました。
昨晩の夕食時
「少数民族の村?それは、ぜひ行ってみたいなぁ。」
というリクエストをした私たち。
「うん、わかったよ。」
と応えてくれたアムロの呼びかけで、朝5時にロビー集合です。
(寝たのは2時だったんですが・・・)。
原住民が暮らすヌビア村へと向かいます。
< ヌビア村 >
まだ暗いナイル川のほとりを30分ほど歩き、
待機していた一艘の船に乗り込みました。
川の向こう側には、貴族たちが葬られている墳墓が見えます。
「ナイル川のエネルギーは、やっぱり凄いね!」
Sちゃんの言うとおり、
エジプト文明を生み出したナイル川の大きなエネルギーが
どんどんからだに入り込んできます。
寝不足も手伝ってか、ちょっとハイテンションなメンバー(笑)。
「もうすぐ日の出だよ。」
アムロのひと言で氣づいた、目の前に広がるナイル川の日の出。
そこには、すべてのものが溶け合った調和の世界がありました。
「愛と調和に満ちた新しい星を生み出すための、祈りと誓いの旅」
今回の旅のテーマを、あらためて認識させられる景色です。
船に揺られること約30分。
先住民が暮らすヌビア村に到着です。
村長宅で、家族の皆さんが歓迎してくれました。
幾何学模様のような刺繍は、自然と共生してきた文明の証でしょうか。
アイヌ民族のものともよく似ています。
ヌビアやアイヌといった先住民の多くは、
自然の恵みに感謝しながら、自然と共に生活をしてきました。
移民と共に入り込んできたエゴが、
こうした文化の退廃に与えた影響は大きいでしょう。
ほんらい誰の所有物でもない地球において、
人間が勝手に作った取り決めで自然の摂理を侵してきた歴史は、
そろそろピリオドを打つ時期にきているのかもしれません。
アイヌ民族の聖地で大長老が伝えてくれたメッセージが甦ります。
「チセ(神のこころを宿す器)となれ。」
人はほんらい、神のこころを宿す器です。
自然の摂理の中で、人と人、人と自然(宇宙)が調和する世界。
先住民たちの想いをあらためて受け取った私たちは、次の目的地へ向けて再び船に乗り込みました。