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『魂の紀行』 第3章 九州での御神事・前編-16

 
和多都美(わだつみ)神社。

対馬の真ん中、その名も「豊玉町」にある神社で、
ご祭神は、山幸彦の名で知られる天津日高日子稲々手見命(あまつひこひこほほでみのみこと)と
豊玉姫命(とよたまひめのみこと)。

皇室の初代・神武天皇のおじいさん、おばあさんにあたります。
 

2人はここで出逢い、
後に鵜戸神宮で鵜葺草葺不合命(うがやふきあえずのみこと)を産むことになるのです。

第3章九州でのご神事・前編ー8
 

鵜葺草葺不合命(うがやふきあえずのみこと)は、長じてから
育ての親である玉依姫(たまよりひめ・豊玉姫の妹とも云われる)と結婚。

初代・神武天皇を産むわけですから、
この地は日本の成り立ちと、とても関係の深い場所といえます。
 

本殿正面には、5つの鳥居が建っていますが、うち2本は海の中。

まるで、竜宮城の姫である豊玉姫を迎え、導いているようです。
 
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「この3本鳥居は、結界をあらわしているのかな」

洋子さんの言葉を意識しながらヒーリングをしてみると、たしかに、
3本鳥居をひな形とした大きなフィールド(結界)の存在が感じられます。

真ん中にある「磯良(いそら)の霊石」とよばれる石も
大きな役割を果たしているようです。
 
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和多都美神社では、3ヶ所でお祈りを捧げました。
 

・全体が見渡せる豊玉姫の像の前

・3本鳥居

・豊玉姫のお墓といわれる場所
 

全体のエネルギーが調和されたと感じたとき、
空を旋回していた鳶(とんび)が、3回大きく鳴きました。

さらに、エジプトのナイル川に続くナセル湖で祈りを捧げたときと同じく、
たくさんの小魚も寄ってきました。

自然界が呼応してくれるサインは、わかりやすいですね。
 

鵜戸神宮でみえた、いくつもの鳥居が並んでいるビジョン。

そして、その奥にみえた「くじゃくの羽のようなエネルギー」は
ここ和多都美神社のエネルギーに関係するものだったようです。

第3章九州でのご神事・前編ー8

「なんだか、すごくホッとした氣持ちだよね・・・」

言葉では表現できないほどの清々しい「氣」に包まれながら、
お互いにとても抽象的な感想しか出てきません(笑)。
 
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ご神事中に何度もあらわれる「黒のアゲハ蝶」に見送られ
和多都美神社をあとにしました。