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お伊勢さん参りに行ってきました

 
先週は会報誌ぶんぶん通信の取材で、伊勢神宮にお参りをしてきました。
20年に1度の式年遷宮は、今年でなんと62回目!
持統天皇4年(690年)の第1回以来、もう1300年も続いてる
日本文化の象徴ともいえる大切なお祭りなのです。

社殿の横に新しいお宮を建て、神様のお引っ越しをするという
伊勢神宮最大のお祭りに向けて、この日も着々と準備が進んでいました。

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隣に見える新しいお宮に神様がお引っ越しをするのは10月

<外宮>
先ずは、外宮から参拝。
天照大御神(あまてらすおおみかみ)の御食事をつかさどる神様である
豊受大御神(とようけのおおみかみ)をお祀りしています。

 

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外宮の別宮のひとつ多賀宮。隣で新しいお宮の建築が進んでいます

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豊受大御神が鎮座されている御正宮

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昨年、勾玉池のほとりにオープンした式年遷宮記念せんぐう館

<内宮>
外宮から約5km離れたところにある内宮は、八百万の神の最高位である
太陽神にたとえられる天照大御神をお祀りしています。
五十鈴川にかかる宇治橋を渡っているうちに、だんだんと心身が清められていく感じがします。

 

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先ずは手水舎で心身を清めてからお参りへ

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神聖な川として知られる五十鈴川。ここでも心身のお清めができます

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御正宮の撮影は石段の下からのみ可。鳥居の奥に見えるのが社殿です

 

江戸時代には「一生に一度はお伊勢参りに」と言われ、徒歩でひと月以上かけて参拝に訪れていたそうです。

杉の大木がそびえ立つ境内を歩いているだけで、とても厳かな感じがするのは、
神様の存在はもちろんのこと、
長い歴史の中で、訪れた人々の敬虔な想いが漂っているからかもしれませんね。

「何事のおはしますかは
しらねども
かたじけなさに涙こぼるる」

平安時代に神宮を訪れた西行法師が詠んだというこの歌からも、
伊勢神宮だからこそ感じられる神様の存在が伝わってきます。

自然を畏れ敬い、感謝と祈りを捧げてきた先人たちの想いをしっかりと受け継ぎ、
次世代へ大切に引き渡していきたい・・・。

心からしみじみとそう感じたお伊勢参りでした。

 

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