第7章 スペイン・ポルトガルでの御神事編-8
2016年9月16日 第7章 スペイン・ポルトガルでの御神事, 『魂の紀行』
2015年5月30日。
アンダルシア地方第3の都市であるコルドバを巡ります。
この街の特徴は、イスラム教とキリスト教が、
交互に繁栄を競った歴史がそのまま遺っているところ。
929年にイスラム教の王朝が全盛を誇っていたころは、
50万人の人口に300ものモスクが建てられていたそうです。
その後、1236年になって、キリスト教徒がコルドバを奪回。
長く続いたイスラムの文化と融合した
コルドバ独自の文化が、今もそのまま遺されているのです。
785年に建設が始められた「メスキータ」は、
コルドバの発展に合わせて、3回にわたって拡張されたという
25,000人を収容する巨大モスク。
後にここを征服したカトリック教徒によって
大幅に改造されてしまったものの、
いまだに当時の勢いを感じることができます。
元・高野僧の長典男さん、巫女役の高麗加緒里さん、
天下泰平ブログの滝沢泰平さんという旅仲間と共に、
「イスラム教とキリスト教」が共存するこの建物で
「融合・統合・調和」の祈りを捧げることができました。
ビジョンの中にあらわれたのは「八芒星」。
ただ、いつもとちょっと違うのは、
真ん中に「金色の珠」が入っていること。
しばらくすると、その「珠」は大きくなり
やがて八芒星を包み込んでしまうほどの大きさになりました。
そして、「珠」は「渦」となり、
八芒星はその中に溶け込むようにして見えなくなったのです。
ここであらわれた八芒星は、
「+」と「×」が重なり合ったもので、
「+」がキリスト教を、「×」がイスラム教をあらわしているように感じました。
エジプトでのご神事で示された意味合いと同じです。
「八芒星の意味はわかったけど、真ん中の『珠』は・・・?」
「意味がわからない時は、長さんに訊く」
という、この旅の暗黙のルールに従って(笑)長さんに訊いてみました。
「おそらく『珠』は地球とか、人の魂をあらわしているんじゃないでしょうか。
ここで出てきた八芒星は、キリスト教やイスラム教といった宗教を示していて、
いま、地球や人類が、宗教というものに対しての概念を新しくする、
大きな節目のタイミングにあることを教えてくれているのだと思います」
おおー、やっぱりエジプトとシンクロしているじゃありませんか!!
たしかに、ビジョンの中の「珠」が「渦」になっていく様子は、
これまでの既成概念(ここでは八芒星に示される、これまでの宗教観)が
どんどん包み込まれていくイメージそのものでした。
これまで精神的な支柱を「宗教」という「外部」に委ねていた概念が、
自分自身(=魂)という「内部」に向かっていく方向へ、どんどんシフトしている感覚。
これまでの「依存」の時代から、
本当の意味での「自立」が確立される時代が、
もうすぐそこまで来ているのかもしれません。
「新しい時代」は、これまで分離していたものが
「融合・統合・調和」していく時代。
そして、真の「自立」が確立される時代。
これまでのご神事で示されてきた大きな方向性を、
コルドバの街で、あらためて確認することができたのでした。
追記
メスキータ内部では、いたるところで「八芒星」を発見。
中には、エジプトからのビジョンそのままの「羽」を示したものも。
アンダルシア地方特有の「白い壁」と「赤い花」のコントラストも
「融合・統合・調和」の時代をあらわしているようでした。