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『魂の紀行』 第3章 九州での御神事・前編-12

 
真夜中の対馬行きフェリーに乗り込んだ我々は
ゆりかごのような波に揺られながら、
あっいう間に熟睡・・・。

目が覚めると、夜明け間近の対馬・厳原(いづはら)港に到着していました。

「よし、このまま島をまわっちゃおう!!」

早朝(前?)からテンションが高い皆さんに
やっとのことでついていく私・・・(笑)。

シゲちゃんカーで、島をひとまわりします。
 

「まずは、ここでご挨拶しますか」

海に向かって、横並びになる7人。

グンちゃんの祝詞に想いをのせていると、
こうして対馬という地にご縁をいただいていることに
感謝の氣持ちでいっぱいになります。

ちょうど昇ってきた朝日も、歓迎してくれているようです。
 
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「あ、イカだ!・・・しかも、金色!!」

お祈りを終えた私たちのところへ、どんどん近づいてくる黄金のイカ!

「こんな色のイカ、初めて見た」

「金色だもんね!これは写真に撮っておかねば」
 
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・・・あまり上手く撮れずにごめんなさい(笑)。

ちょっとわかりづらいかもしれませんが、
このイカは、本当に神々しいほどの金色でした。
 

ご神事をおこなうと、こうした不思議な生物や
天候の変化などといった「サイン」がよくあらわれます。

今回の九州ご神事で対馬に足を運んだのも、
すべて「仕組み」の中の出来ごとであることを教えてくれているようでした。
 
 

追記

対馬行きフェリーに乗り込む前の夕食時。

「・・・間に合った、っていう感じだな」

ふだんは無口なグンちゃんのひと言に、みな聞き耳を立てました。

「じつはね、なぜだかわからないけど、自分にとっても、(宮司を務める)神社にとっても、
 6月がターニングポイントだという感じがしていたんだ。
 今日こうして皆とお祈りに来られたことで、
 なんとか、期限ギリギリで間に合った!という感じなんだよね」
 

じつはグンちゃん、中学生のころ「神隠し」にあっているという体験の持ち主。

突然、半月もの間、行方がわからなくなっていたのだそうです。

地元の人たちが総出で探しても見つからず、
なかばあきらめかけられそうになったある日、
やはり神職だったお父さんの夢に千手観音があらわれました。

そしてその朝、境内にある大きな木の上で、グンちゃんが発見されたのです!

その木は、1人で昇ることも、降りることもできないほどの高さだったため、
救出にはレスキュー隊まで出動したとのこと。

まるで突然天から降ってきたような、不思議な光景だったことでしょう。

「いなくなっていた、という間の記憶が全然ないんだよね。
 どこか異次元の世界に入っていたのかもしれないなぁ・・・」

こんな不思議体験を持つグンちゃんが感じたことだからこそ、
「なんとか、間に合った」という言葉にも重みが伴います。

グンちゃんのあげる祝詞にとても大きな力を感じるのも、
異次元世界との呼応を感じているからなのかもしれません。

『魂の紀行』 第3章 九州での御神事・前編-11

 
メンバーそろってのご神事1日目。
最後の訪問地は、志賀島にある志賀海(しかうみ)神社。

ご祭神は、仲津綿津見神 (なかつわたつみのかみ)、
底津綿津見神 (そこつわたつみのかみ)、
表津綿津見神 (うはつわたつみのかみ)の3柱。

「綿津見三神(わたつみさんしん)」と総称されています。

「ワタツミ」は、海という意味。

つまり、志賀海神社のご祭神は「海の神様」ということになります。

他にも「海の神様」として知られるのは、
住吉三神、宗像三女神がありますが、
これらはどこも、今回のご神事で「必須のキーポイント」として
メンバーが感どっていた場所ばかり!!
(住吉大社は最初に行きましたね(第3章 九州でのご神事・前編-9))

日本が四方を海で囲まれた国であり、
日本の始祖とよばれる人たちが「海」に深く関係していたことからも、
今回のご神事が、日本の成り立ちに深く関わっているゾーンにはたらきかける
(=世界のひな形の成り立ちに関わる)ものであることがわかります。
 
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グンちゃんの祝詞に合わせ、各人が想いをのせて祈りを捧げます。

ビジョンの中にあらわれたのは、大きな「玉」。
またまた、たまです(ややこしくなっちゃいました?(笑))。

よくみると、玉は3つあり、
そのうちの1つは、亀のような形にかわっていきました。

「なんか、3つのエネルギー体がいたね・・・」

そう言ったのは、シゲちゃんと洋子さん。
あ、やっぱり「3」なんだ・・・。
 

「ご神事の前は重かった水が、
 いまは、すごーく軽くなってる!!」

ペットボトルにご神事用の水を持参していたレイちゃんも
エネルギーの作用による変化にビックリしています。
 

ちょうど、そのとき、社務所から出てこられた宮司さんが、
海の2方向へ向かって祝詞をあげ始めました。

我々7人ももう1度、宮司さんと一緒に祈りをささげます。
 

・・・ここが大都会・博多と
目と鼻の先にあることを忘れてしまうかのような静けさ。
 

あたり一帯を包みこむ、清らかで厳かな「氣」。
 

「このタイミングで、宮司さんが出てきてくれるとは・・・。
 今回のご神事も歓迎されてるね!!」

ダブル宮司さんによる祝詞は、
今晩のフェリーで対馬へと向かう我々にとって
なにより嬉しい門出のはなむけとなったのでした。

『魂の紀行』 第3章 九州での御神事・前編-10

 
2014年6月26日。
筑前一之宮の住吉大社で、「九州ご神事」のご挨拶をした我々7人は、
事前の「感どり(宇宙の意を感じとること)」で、「ここは、必須!」
と感じていた場所「高良(こうら)大社」へと向かいました。

メンバーのシゲちゃんが
「2年以上前から呼ばれていた」というところでもあります。

山の中腹にある、拝殿への入り口前の鳥居に立つと、
緑色と青色の混ざり合ったような光の玉がみえました。

どっかでみたような・・・。

あっ、出発前に立ち寄った北海道の千歳神社でもみえた光の玉だ!
第3章 九州でのご神事・前編-4

「やっぱり、あちこちでつながっているんだなぁ」

と、いつもながらの展開に、今さらながらの感動。(笑)

雨の中、光の玉に導かれるように、ひたすら山道を歩きます。
 
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一帯に漂う、ただならぬ「氣」・・・。

山道を進むごとに、その「氣」はだんだんと強くなっていきます。

そして、ようやく拝殿に到着。

奥のほうには、さらに大きな「氣(エネルギー体)」の存在が感じられます。
 
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これはどこにでも言えることですが、
「拝殿=エネルギー体が鎮座しているところ」というわけではありません。

もともとこうした場所は
「自然界(=神さま)」とのつながりを感じることが目的で、
拝殿(社)は「その想いをのせるための媒介」にすぎない、
というふうにも解釈できますね。
 

さて、この「高良大社」。

ご祭神は、高良玉垂命(こうらたまたれのみこと)(正殿)。
左殿には、八幡大神。
右殿には、住吉大神が祀られています。

その昔、神功(じんぐう)皇后が祈った際に
高良玉垂命と住吉大神が出現した、と伝わっているそうです。

先にお参りした住吉大社が「筑前一之宮」で、
ここ高良大社が「筑後一之宮」・・・。

うーん、やっぱりつながってる・・・。
 

またここは、ご祭神が諸説ある、とも云われていますが、
「あえて名前をつけない(明らかにしない)」
ということにも、なにか大きな意味があるのかもしれませんね。
 

エジプトでのご神事は5人でしたが、今回の九州ご神事は7人!

しかも、本職の宮司さん(ニックネーム:グンちゃん)が一緒です。

グンちゃんの祝詞に想いをのせて、7人のこころを1つにします。
 

「仏教も神道もない時代、はるか昔の、古い信仰への回帰」

2013年9月にエジプトでおこなったご神事と同じく、
原初の地球への「原点回帰=元還り」が、今回の大きなテーマのようです。
 

思い返せば、エジプトでのご神事は
「愛と調和に満ちた、地球原初のエネルギーにつなげること(元還り)。
 希望にあふれた新しい地球への生まれ変わり」
という壮大なテーマのもとで、おこなわれたものでした。
 

2012年7月17日に下鴨神社であらわれた、ある開祖さん(序章-1)が云った
「日本は世界のひな形」
という法則にあてはめるなら、今回の九州ご神事は
「エジプトでのご神事をさらに深化したもの」といえるでしょう。

我々7人は、このあとの旅程で、そのことを象徴するかのような
さまざまな現象と遭遇することになるのです。