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『魂の紀行』 第2章 まとめと後日談-12

 
「イサム・ノグチさんのオンファロスが収まったので行きませんか?
 きっと、エジプトの御神事にも繋がっていると思います。」

 2014年3月11日。
 Sさんからのお誘いで、Hさんご夫妻と札幌モエレ沼公園へ向かいました。
 昨夏、北海道平取町にご一緒したメンバーです。
 

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「オンファロス」というのは、もともと「世界のへそ」を意味するギリシア語。
 ゼウスの放った2羽の鷲が、世界の中心で出会った場所を示すのだそうです。
 

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 オンファロスを囲むようにして、4人で祈りを捧げました。

 アイヌの先人たちへの謝罪と感謝。
 そして、3年前の今日起こった東日本大震災で天へ還られた方々のご冥福。

 さまざまなご縁を紡ぎながら、エジプトのエネルギーが繋がれていきます。

 祈り始めて間もなく、
 4人を結ぶ赤いエネルギーラインが菱形を形成しました。

 オンファロスの上部には、ピラミッドがさまざまな幾何学模様を伴いながら、
 エネルギーを発しているビジョンが観えます。

 Sさんが言ったように、このオンファロスも
 エネルギーを繋ぐたいせつな役割を担っていたようです。
 

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「凄いエネルギーの渦だったね・・・。」

 Hさんも、オンファロスを中心に渦を描く
 大きなエネルギーの流れを感じていました。

 たいせつなパワースポットのご縁が、また1つ繋がったようです。
 

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 モエレ沼公園からの帰り道。

 ミーティングを兼ねて立ち寄ったレストランで
 ふと昨日観た夢の話をしてみました。

「たぶん諏訪湖だと思うんだけど、
 その周りにある幾つか(夢では5箇所)のお社に
 お参りしている夢だったんですよね。」

 すかさずSさん。
「諏訪大社には私もずっとお世話になっているんです。
 日本でも有数の、とても大事なスポットですよね。」

 そしてHさん。
「諏訪大社は行ったことがありますよ。
 Sさんの言うとおり、あそこは本当にたいせつな場所。
 あ、そうそう札幌にも諏訪神社があるから、帰りに寄ってみましょうか。」

 こうして、いつものように流れのまま諏訪神社へ(笑)。

「けっこう雪が降ってきたねぇ。
 でも、神社に着いたら晴れるかも・・・。」

 Hさんの予想どおり、着いたとたんに日が射し始めました(笑)。

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 境内に入って目に飛び込んできたのは、なんとあのマーク!

 エジプトで何度も現れた「融合・統合・調和」を表すマークが
 下の方で3つ重なっているではありませんか。

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 さらに真ん中にあるマークは、
 エジプトの屈折ピラミッドで現れた剣のビジョンにそっくり!
 こちらも3本重なっています。

 さらに、さらに!
 上部の形は五芒星ではないですか!!
 そして、これもまた3つ・・・。

 驚いている間もなく、
 強烈なインスピレーションが伝わってきました。

 
「・・・新しい世界の始まり・・・」
 

 今までの御神事によって示されてきた「融合・統合・調和」。
 そして、それは「愛によって成される」というメッセージ。

 諏訪神社でのインスピレーションは、こうした新しい世界が
 もうすでに始まっていることを教えてくれているようでした。

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 2012年7月17日から始まった一連の御神事も
 ここでようやく一区切りです。

 愛と調和に満ちた希望溢れる地球を
 みなさんと一緒に創り上げていけるご縁に感謝を込めて、
 この章を終わらせていただきます。

 長期に亘ってのお付き合い、本当にどうもありがとうございました。
 

 第2章 エジプトでの御神事・まとめと後日談 完
 

 次章「キョウヨアケタゼヨ」では、私が幼少の頃から体験した
 ちょっとスピリチュアルなエピソードを紹介したいと思います。

『魂の紀行』 第2章 まとめと後日談-11

 
< 竜宮洞穴 >

 この日の締めは、水の神様・豊玉姫命(とよたまひめのみこと)を祀る「竜宮洞穴」。
 富士河口湖町の西湖畔にある国の天然記念物です。

 Yさんが受け取るメッセージに導かれながら、雪道を進みます。

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 5分ほど歩いて、目的地に到着。

 祠のある洞穴には、とても大きなエネルギーが漂っています。
 それはまるで、大きな龍がそのままそこへ鎮座しているよう!

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「うわぁ!大きい龍だねぇ。」

 龍とご縁の深いSちゃんには、やはり観えているようです。

(バサ、バサーッ!!)
 樹々に積もった雪が、洞穴の入り口近くに降ってきました。
 太陽に反射して、雪のカーテンのように光り輝いています。

「なんだか、とっても喜んでくれてるみたい!」

 Yさんが、龍の発する歓迎ムードを感じ取ってくれました。

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 今回の御神事の配置は、Sちゃんと自分が前。
 3人の女性陣には、後ろを固めてもらいます。
 (頼もしい!!)

 祈りを捧げ始めると、先ほど見た雪のカーテンのような光が
 辺り一帯に降り注ぐビジョンが観えてきました。

 大小さまざまな光が1箇所へ吸い寄せられるように集まり、
 とても大きな光の渦になっていきます。

「僕はいろんなところで龍とご縁を繋いで来たんだけど、
 今までの龍がみんなここから天に向かって飛んで行ったみたい。
 きっと、ここで1つのエネルギー体になったのかもしれないね。」

 Sちゃんがシェアしてくれた情報は、
 光の渦がその後竜巻のような姿となって
 天へ昇って行ったビジョンの意味を氣づかせてくれました。

「ここは、龍のエネルギーを融合させる場所だったのね。」

 と言うYさんの言葉に、またまた「融合」が・・・(笑)。

「融合・統合・調和」。

 エジプト御神事の仕上げも、やはりこの言葉がキーワードになったようです。

 

『魂の紀行』 第2章 まとめと後日談-10

 
< 人穴 >

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 昨年夏にも訪れた人穴は、富士山の噴火でできた溶岩洞穴です。

 江戸時代には、富士山信仰の修行の場にもなっていた聖地で
 穴の最奥は神奈川県の江ノ島に繋がっているとも云われています。

 出発前にここでおこなった御神事も、かなりのインパクトでした・・・。
(第2章 エジプトでの御神事・序編-7参照)

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 前回は穴の入り口で御神事をおこないましたが
 今回は洞穴の中まで入ります。

 ・・・暗くて、なーんにも見えません(笑)。
 Tちゃんが、スマホで中を照らしてくれました。

「あ、祭壇がある!
 あそこでお祈りしよう。」

 閃きに従って配置を整え、御神事をおこないます。
 いつものように、それぞれが愛と感謝の氣持ちで祈りを捧げ始めました。

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「天に繋がるイメージが持ちにくい・・・。」

 なんとなく、そんな感じがする場所です。
 むしろ、地球の核に向けて働く力の方が強い、という感じでしょうか。

「ここは、ディセンションのウェイトがとても高い場所。
 だから、「上」よりも「下」に意識がいくでしょう?
 本当の融合・統合のためには、アセンション(上)と
 ディセンション(下)の両方がたいせつなんだと思う。」

 Yさんの言葉で、この「下に働く感じ」も納得がいきました。

 たしかに、高層ビルを建てるには、地下にも同じような強度が必要ですね。

 さらに、次のようなビジョンも展開されていきました。

 ・ギザのピラミッドで観えた五芒星が人穴の空間に出現
 ・ツタンカーメンの黄金マスク前で観えた六芒星も現れる
 ・2つの形が重なってどこまでもどこまでも下降していく

 地球の核に向かって真っすぐに降りて行く、五芒星と六芒星の複合体。

 地核からの響くようなメッセージが伝わってきます。

「・・・天地融合・・・」

 それは、Yさんが言っていた「上(天)と下(地)」にも通じるものでした。

 これまでは、上へのアセンションばかりが意識されてきましたが、
 本当にたいせつなのは、同時に下にも意識を向けること(ディセンション)。

 両者が揃って、初めて本当の「融合・統合・調和」が成される、ということのようです。

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