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『魂の紀行』 別章 キョウヨアケタゼヨー6

 
< 初めての「ヒーリング」 >
 

I先生の著作との
衝撃的な出会いから約1週間後。

(衝撃的な出会いは
  → コチラの記事 へ)
 

実家への帰省を
毎週末の楽しみにしていた私は
さっそくひいばあちゃんに、
この本の話をしました。
 

「ばあちゃん、この本凄いんだよ。

 からだが熱くなってね、
 金粉も出てね、
 不思議なことも起こらなくなったんだ」
 

「ほぉ、それはよかったねぇ」
 

「それでね、この本を
 痛いところにあてると治る、
 って書いてあるから、

 ばあちゃんの腰にあててあげる!」
 

「それは嬉しいねぇ」
 

久しぶりに会った
(と言っても1週間ぶりですが)

ひ孫からの土産話を、
何よりも喜んでくれたひいばあちゃん。
 

内臓はとても丈夫な人でしたが
若い頃に屋根から落ちたためか
長年慢性の腰痛に悩まされていました。
 

「じゃあ、ちょっと横になって。

 痛いところはどこ?」
 

ひいばあちゃんが指差す場所へ、
その本をあてます。
 

「どうか、
 ばあちゃんの腰をお願いします」
 

初めてこの本を
手にした時のように
からだが熱くなり、

本を通じて
エネルギーの流れがわかります。
 

・・・5分ほど経ったころでしょうか。
 

一瞬、本をあてている辺りで
コキッと音が鳴ったように感じました。
 

ばあちゃんも、
何だか不思議そうな顔をしています。
 

「あれま、
 何だか痛みがないような・・・。

 ん、やっぱり痛くない!

 本当に治ったんだべか?」
 

思わず立ち上がったばあちゃん。
 

曲がっていた腰が、
伸びているではありませんか!
 

「あらぁ、
 不思議なこともあるもんだのぉ。

 いやぁ、本当に痛くない!

 しゅっちゃん、
(私のことです)

 どうもありがとう」
 

御礼を言われたこちらもビックリ!
 

長年何をしても
良くならなかった症状が、

ほんの数分で治ってしまった
という事実を前にして、

それまでの価値観が大きく揺らいでいきました。
 

「本当に治っちゃった・・・。

 やっぱりこの力は本物だ!

 医者じゃなくても、
 こんなに簡単に
 治してあげられる方法があったんだ!!」
 

この出来事をきっかけに、
I先生への弟子入りを本氣で考え始めました。
 

しかし、当時はまだ
中学生の身・・・(笑)。
 

とりあえずは、I先生が
エネルギーを交流させた
というグッズを
何種類か購入してみました。
 

その中のカセットテープは、
ヘッドホンを通して
聴くことによって
このエネルギーと
交流することができるというもの。
 

そのまま手をかざすと、
そこからエネルギーが流れて
ヒーリングも可能になる、
とも書かれてありました。
 

たしかに、
そのテープを聴くと
からだが熱くなり、
手のひらに金粉が出てきます。
 

ひいばあちゃんの腰が
治った時と同じ状態です。
 

「この状態で手をかざしたら、
 本当に治っちゃうんだろうなぁ。

 ひいばあちゃんみたいに
 辛い想いをしている人を
 楽にしてあげたいな・・・」
 

この想いが、数年後、
本格的な仕事になるとは
この時はまだ思ってもいませんでした。
 
 
 

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『魂の紀行』 別章 キョウヨアケタゼヨー5

 
< ヒーリングの師匠との出会い >
 

中学1年生の夏休み。
 

不可思議な現象は
相変わらず続いていましたが、

起こっていることの意味が
理解できてきたこともあり、

精神的にはかなり
落ち着きを取り戻していました。
 

そんなある日、
近くの書店で
1冊の本と出会いました。
 

この本の著者が、
後にヒーリングの師匠と
仰ぐことになるI先生。
 

今世の人生で
大きな意味を持つご縁が
繋がった瞬間でした。
 

その本の内容を大まかに紹介すると、
 

・I先生は、
 このエネルギーを突然授かった。

(それまでは、普通に
 サラリーマン生活を送っていたそうです)
 

・授かった瞬間、異次元の誰かが
「この力を使って人助けをしなさい」
 とメッセージを送ってきたと感じた。
 

・その翌日から、
 手をかざすだけで
 病気の人が良くなったり、
 仕事や人間関係の悩みが
 改善されたり、
 といったことがどんどん起きるようになった。

(中には金粉が出たり、
 写真に光が写り込んだりする人もいた)
 

という感じで、
主にI先生が力を授かってから
体験したことが書かれていました。
 

「これは、本当に凄い本だなぁ。
 からだも何だか
 熱くなってきたし・・・」
 

今まで体験したことの
ないような熱さが、
内側から湧き上がってきます。
 

中でも特に熱くなった
手のひらを見て、驚きました。
 

なんと、無数の金粉が
キラキラと光っているではありませんか!
 

「あらら、
 金粉まで出てきちゃったよ・・・。

 これはいったい、
 どんな力なんだろう?」
 

しかし、ページを読み進めても
 

「私にもこの力が
 何なのかはわかりません」
 

と書いてあるばかり(笑)。
 

力を授かった当の本人が

「わからない」

と言っているのですから、
これはどうしようもありません・・・。
 

ただ、実際にいま
自分のからだにおこっている
ことは紛れもない事実。
 

さらに驚くべきは、
その日から数々の不思議現象が
パッタリとなくなってしまったことでした。
 

「もしかしたら、
 今までずっと探し求めていた
 答えが見つかるかもしれない」
 

こうして中学1年生の夏休みは、
生涯記憶に残る想い出となったのです。
 
 
 

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『魂の紀行』 別章 キョウヨアケタゼヨー4

 
< 宗教巡りをした中学生時代 >
 

私の中学時代は、
ちょっと(かなり?)変わっていたようです。
 

幼少の頃から続く
不可思議な体験の意味が
(「不可思議な体験」は → 前回ブログ
どうしても知りたくて、

関連した本
(今でいうスピリチュアル本)
を読みながら、
様々な宗教を訪ね歩く日々。
 

友達と遊ぶことよりも、
そちらに向けるウェイトの方が
高いわけですから、
やっぱりかなり変わってますよね・・・。
 
 

いくつかの宗教で
目に見えない世界のことを
学ばせていただいたおかげで、

それまで起こっていた
不可思議なことの意味が
少しずつわかってきました。
 
 

 ・人間は、こころとからだと魂から成る存在である。

 ・魂だけになった存在は、
  現世の人間にコンタクトをとってくることがある。

 ・それは「波長」が近いものほど感応しやすく、
  メッセージ性を伴う場合もある。

 ・メッセージは、時として
  現世の人間にとって不可思議な現象として捉えられる。
 

 さらに、
 

 ・魂は何度も生まれ変わり、
  その過去のすべてを記憶している。

 ・しかし、現世に生まれた時点で
  その記憶は一時的に忘れてしまう。

 ・それは、現世で起きる出来事を、
  からだとこころという「地球服」を通して満喫するため。

 ・現世での体験はすべて、
  自らの魂が計画した
  「プログラム(=シナリオ)」がベースになっている。

・人との出会いやタイミングも、
  事前に相手の魂と決めていることである。
 

などなど・・・。
 
 

いくつかの宗教をまわって感じたのは、
それぞれ表現の違いはあっても、
けっきょくはどこも同じ真理に
辿り着くのではないだろうか、ということでした。
 

よく言われる例えは、
目隠しをした人たちが
象を触った時の感想を述べ合っている様子。
 

足を触った人は
「両手をまわして、
 やっと届くほどの太さ」と言い、

耳を触った人は
「薄っぺらな座布団みたい」と言い、

鼻を触った人は
「とんでもなく細長い」と言い・・・。
 

でも、けっきょくは
皆、象のことを言っているわけですよね。
 
 

また、山頂まで辿り着くための道は何通りもある、
という言い方もします。
 

近道もあれば、
景色を楽しみながらの遠回りもある。

自転車や車で行くことも出来るし、
飛行機が飛んでいるかもしれない。

でも、けっきょく
ゴールは同じ山の頂・・・。
 
 

象を触る時は、
目隠しを外してみると
全体のどこを触っているかが見えるし、

ゴールは
山の頂であることが理解できれば、
そこを目指すためのルートや手段は
複数あって当たりまえ、
ということになるでしょう。
 
 

当時訪問した宗教は、
どこの教えも本当に素晴らしく、
納得できるものばかりでしたが、

けっきょくどこかへ
傾倒するまでに至らなかったのは

「ゴールは同じ」

という氣づきが
大きな理由だったように思います。
 
 
 

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