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『魂の紀行』 第3章 九州での御神事・前編-23

 
大分県・宇佐神宮からほど近いところにある尾許(おもと)山。

ここで、7人のメンバーによる今回の九州、最後のご神事です。
 

「それにしても、締めが「尾許(おもと=大本?)山とは・・・。
 いつもながらの出来すぎた展開・・・(笑)。」

などと考えつつ、山道を登り続けること数十分。

中腹あたりにある磐座(いわくら)のような石の前で祈りを捧げることにしました。

澄んだ空間に、心地よく響き渡るグンちゃんの祝詞。

エジプトでもみえていた
「Uの字が上下にくっついたようなマーク」
が、クルクルまわりながら円を描いているようにみえます。
 
融合マーク1
 

「宮司さんが祝詞をあげてくれている最中、
 とてもきれいな紫色の火花がみえた・・・」

てびっちゃんの言葉に、皆が頷きます。
 

2013年9月にエジプトでおこなったご神事は
「愛と調和に満ちた、地球原初のエネルギーにつなげること(元還り)。
 希望にあふれた新しい地球への生まれ変わり」
というテーマのもとでおこなわれたものでした。

今回の九州ご神事は「日本」という国の発祥に関係している
エネルギーゾーンへとはたらきかけるものでしたが、
日本が世界のひな形であることを考えると、
世界の発祥、つまり地球原初のエネルギーにつなげる、という
エジプトと同じテーマを掲げていたことがわかります。
 

また、今回のご神事で何度もあらわれた「高麗」というキーワードが示すように、
ルーツとしても深い関係があると思われる「日韓」の和合、
はるか昔、日本に南北から入ってきた民族同士のエネルギーを癒すことも、
今回の大きなテーマの1つでした。

古くから日本と諸外国とをつないできた「北九州」という場所での祈りは、
エジプトから続くテーマ「融合・統合・調和」と深く関係していたのです。
 

「天と地の融合、陰と陽の融合、すべてが1つになる時代・・・」

対馬の浜辺でおこなったご神事のメッセージがこころに響きます。
第3章 九州での御神事・前編-18
 

いくつものキーワードを示しながら展開していった今回の北九州祈りの旅。

4日間の貴重な体験を共有させていただいた魂友の皆さま、
本当にどうもありがとうございました!!
 
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(シゲちゃんと私は改札のこっち側にいたので写ってません・・・)

九州での御神事・前編はこれにて終了です。
ご愛読いただき、どうもありがとうございました。

次回から、高千穂、阿蘇をまわった「九州での御神事・後編」です。

『魂の紀行』 第3章 九州での御神事・前編-22

 
6月27日からスタートした7人そろっての九州ご神事。

締めとなる最終訪問地は、大分県に在る宇佐神宮です。
 

以前にも何度か紹介しましたが、今回の九州御神事が決定した後、
瞑想中にはっきりとしたビジョンがあらわれました。

「うーの言霊」というメッセージとともに九州全土の地図が現れ、
うち3箇所が光ってみえた、というものです。

地図と照らし合わせてみると、
そこには「う」から始まる神社がありました。

宮崎県 鵜戸神宮(うどじんぐう)
福岡県 宗像大社(む(→う)なかたたいしゃ)
    住吉大社(す(→う)みよしたいしゃ)
大分県 宇佐神宮(うさじんぐう)
 

鵜戸神宮には6月26日に、
宗像大社と住吉大社には、6月29日と30日に参拝していますから、
残すところは本日の宇佐神宮のみとなるわけです。

福岡から、シゲちゃんカーで約2時間。

大分県宇佐市の宇佐神宮に到着しました。
 
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「・・・あれ?」

なんと表現したらよいのか、よくわからないのですが、
これまでご神事をしてきた場所とは明らかに違う感じ。

それを表現するのに適当な言葉が見つかりませんが、
とにかく、なんとなく「ご神事」のピントがつかめないのです。

「うーん、とりあえずこっち行ってみる?」

シゲちゃんのリードで向かった先は、本殿ではなく、
大鳥居をくぐった先から左へしばらく歩いた大尾山の方向。

長い石段を昇りきったところにあったのは「護皇(ごおう)神社」と書かれたお宮でした。

「あ、和気清麻呂(わけのきよまろ)公って書いてある!!」

シゲちゃんが驚くのも無理はありません。

じつは、7人が集合する前日、
シゲちゃんはすでに和気清麻呂公のお導きを受けていたのです。
 

「九州巡礼のはじめは、小倉にある『御祖(みおや)神社』から始まりました。
 ここは最初から行こうと思っていたわけではありません。
 それどころか、最初はその存在すら知りませんでした。

 きっかけは、たまたま僕の泊まったホテルの後ろに山があり、
 そこからただならぬ威圧感を感じるし、
 カラスがギャーギャー鳴いているので散歩がてらに行ってみると
 そこに神社があったのです。

 ご由緒を見てビックリしました。
 祭神は造化三神(天御中主神・高御産巣日神・神産巣日神)と「和気清麻呂公」。
 2年前に京都の御所に詣でたときに引き寄せられた「護王神社」と同じでした。」
シゲちゃんのブログより
 

和気清麻呂公は、女帝・称徳天皇に仕えた官僚。

西暦769年、弓削道鏡(ゆげのどうきょう)が受けた
「道鏡を皇位に就かせたならば国は安泰である」
というお告げの真偽を確かめるため、
称徳天皇から宇佐神宮でのご神託を任され、道鏡の嘘を見破ったとされています。

怒った道鏡は、公の足の腱を切り、さらに暗殺まで企みますが、
突然の天地雷鳴や、数百等の猪の守護によって、
再び宇佐へ詣でることができたといいます。

その際、お告げによって立ち寄った霊泉で足の傷が癒えたことから
この地を「足立山平癒寺」としました。
(足が立った、からですね)

この「足立山平癒寺」が、のちの「足立山妙見宮」であり、
シゲちゃんが導かれた「御祖神社」だったのです。

「初日の導きが最終日につながるって、エジプトのときみたいだね(笑)」

「ホントだねー。それに「妙見」って言ったら・・・」
 

そう、「妙見」とは、北極星や北斗七星を神格化した「妙見菩薩」のこと。

今回のご神事で何度もあらわれた「北斗七星」ともつながっていたのです。

第3章 九州での御神事・前編-13

第3章 九州での御神事・前編-15
 

護皇神社の前で、グンちゃんの祝詞にこころを合わせます。
 

フワーッとした温かいエネルギーが、
我々7人をやさしく包み込んでくれているような感覚。

今回の九州ご神事を労ってくれているかのようにも感じます。
 

「九州に来られて、本当によかったねー。
 ずっと昔から約束していたことが出来たっていうか」

3人の女性陣も、安堵の表情です。
 

「最後にもう1ヶ所だけいいかな?
 すぐ近くにある「尾許(おもと)山」っていうところなんだけど」

 尾許 = おもと = 大本 ?

読み方がとても大きな意味を含んでいる、というのはよくあること。

シゲちゃんのひと言で、7人での最終ご神事場所は「尾許山」に決定です。
 

宇佐神宮に着いてすぐに感じた「ピントが合っていないような感じ」
の意味は、いまのところはっきりわかっていませんが、
わからないことは放っておく、という鳴海ルールにしたがって(笑)
とりあえずは、宇佐神宮でのお祈りを無事終えることができたのでした。
 

追記

宇佐神宮のご祭神に、比売大神(ひめのおおかみ)が在ったこともご縁。

比売大神とは、天照大御神(あまてらすおおみかみ)と
素戔嗚尊(すさのおのみこと)の誓約によって誕生したとされる
 多岐津姫命(たきつひめのみこと)
 市杵嶋姫命(いちきしまひめのみこと)
 多紀理姫命(たぎりひめのみこと)
の3柱であり、「宗像三女神」のこと。

前日に行った宗像大社はもちろんのこと、
九州への出発前に立ち寄った北海道の千歳神社のご祭神
・伊智伎志摩比売大神(いちきしまひめのおおかみ)とも重なります。

第3章 九州での御神事・前編-4
 

いろいろなところでつながっているんだなー、
と、いまさらながら、あらためて実感。

すべては「大いなる意志」の導きのままに進んでいるようです。

『魂の紀行』 第3章 九州での御神事・前編-21

 
2014年6月30日。

久しぶりに、早朝の博多散歩を楽しみました。
 
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8時30分
チェックアウトを済ませてロビー集合。

先ずは、ホテルのすぐ隣にある住吉大社へご挨拶です。
 

前述したように
第3章 九州での御神事・前編-9
まったく意図せずにこのホテルを選んだ、というレイちゃん。

いつものことながら、ホント導かれてますねぇ。
 
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思い返せば3日前、
7人そろって初めてのお祈りがここ住吉大社でした。

そして、そのときみえたビジョンは、
六芒星に水平な点線が加わった八芒星のようなマークと
江田神社で預かった「金色の飾り」(九州でのご神事・前編-7)のようなもの。

まさに、いま目の前にある「金色の御幣」そっくりです。
 
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数々のシンクロニシティ(意味のある偶然の一致)に、今さらながら感動(笑)。

祈りを捧げていると、宮司さんがやってきました。

ちょうどこれからあげられるという「大祓(おおはらい)」の祝詞は
1年に2回、6月と12月の晦日(みそか)にしかおこなわれないといいますから、
これもまたすごいタイミング。

今回のご神事もまた「大いなる意志」の導きであったことを示してくれているようです。
 
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7人そろってのご神事も、いよいよ終盤。

このメンバーによる九州ご神事、最後の目的地・宇佐へと向かいます。