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『魂の紀行』 第1章 鳴門と富士の御神事-2

 
伊勢から志摩に向かう途中にある「天岩戸神社」。
 
日本名水百選にも選定されている湧水が流れる神路川は
「裏の五十鈴川」と呼ばれていたこともあるとか。
 
伊勢神宮とも深いゆかりのある場所のようです。
 
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うっそうと茂る杉の木立。
静寂の中、洞穴から湧き出る水の音。
 
まさに神話の世界さながらの風景が広がっています。
 
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山道を10分ほど歩き、風穴と呼ばれる場所でお参りを済ませました。

誰もいないのに「何か」を感じますが、
こうした場所ではよくあること、とあまり氣にせず山道を下ること数分。
 
あともう少しで出口、というところで先ほどから感じていた存在が語りかけてきました。

「お前に、カギを預ける」

「えっ?」と思った瞬間、
もうその存在の氣配は消えていました。
 
替わりに、胸のあたりで何となく感じる違和感。
「もしかして、カギが入った?」

なんだか、たいへんな預かり物をしてしまったのではないか・・・。

そう思いながらも、
「使い方を教えてくれなかったんだから、とりあえず預かっておこうかな。」
と、いたって氣楽に構えている私(笑)。

ひと月後、このカギは思わぬ形で使うことになるのです・・・。