『魂の紀行』 第2章 まとめと後日談-4
2014年3月6日 第2章 まとめと後日談, 『魂の紀行』
< 仲直り >
チーム・エジプトのSちゃんに降りてきた今回の御神事の
目的の1つに「仲直り」というキーワードがありました。
「誰かと喧嘩してるわけじゃないんだけどなぁ・・・」
と、思いつつ参加したエジプト紀行でしたが、出発前の瞑想中に
1つだけ思い当たるビジョンが現れていたことを想い出しました。
・火の鳥(のような存在)と尻尾に長い毛のたくさん生えた亀
(のような存在)が出逢おうとしている。
(第2章 エジプトでの御神事・序編-2参照)
このビジョンを観た時に思ったのが、
「出逢おうとしているんだけど、未だに出逢えていない・・・」
という感じ。
但しそれは、出逢いに必要となる決定的な何かが欠けている、という理由ではなく、
出逢うための準備は出来ているんだけれども、
あとはタイミングを待っているだけ、というイメージでした。
(喧嘩をした後で、なかなか「ごめんね」と、言い出しにくいような感じかな・・・)
エジプトでの御神事で、最初にこのことが象徴されたのはコム・オンボ神殿。
ハヤブサの神ホルス神と、ワニの神ソベク神の2神を祀っているところです。
「ここは、ハヤブサとワニ(に象徴される存在)の
仲直り御神事をする場所だったんだね。」
Sちゃんの言葉に、瞑想で観えたあのビジョンが重なりました。
「そうか!火の鳥はハヤブサの象徴で、亀はワニを現していたんだ・・・」
御神事は、基本的に何かの「ひな形」となっている場合が多く、
後々になってそのことがわかります。
(目的が先にありき、の場合もあります)
コム・オンボ神殿での「御神事」もまた、これからどこかで起こる
「仲直り」のひな形としておこなわれたものだったようです。
エジプトでは「仲直り」に関係する御神事が、もう1つありました。
最終日に訪れた、オールドカイロ・聖ジョージ教会での御神事です。
ここで現れたビジョンは、
白い十字架に羽のようなものがついたXマークが重なったもの。
漢字の「米」にも似ています。
やわらかくてやさしい、真っ白な光が広がったその部屋で受け取ったのは
「・・・光は、八方に広がる・・・。
融合・統合・調和は、愛によって成される。」
というメッセージでした。
長い迫害の歴史を歩んできたコプト教徒ですが、その魂はとても清く
「許し」と「仲直り」の想いを常に持ち続けてきたようです。
そして、聖ジョージ教会からの帰路、
目に止まったレリーフにも、先ほど観えた羽のようなものがついた
Xマークが逆さになって描かれていました。
「・・・イスラム教とキリスト教の和解・・・。
融合・統合・調和は、愛によって成される。」
聖ジョージ教会で観えた白い十字架に、羽のようなマークが重なったビジョン。
そして、まるで握手をしているかのようにも見えるこの教会のレリーフ。
これらは、今回の御神事が、これから訪れるであろう
イスラム教とキリスト教の「仲直り(調和)」の
ひな形に成ったことを示していたのでした。
コム・オンボ神殿、そして聖ジョージ教会での御神事は
今までなかなかわかり合えなかった者同士が「仲直り」をし、
「調和」に向けて動き出すという、
たいせつな「ひな形」を創る御神事だったようです。