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『魂の紀行』 第2章 エジプトでの御神事・序編-3

 
2013年7月から、エジプト行きのミーティングがスタート。

淡路島~鳴門で一緒だったKさん、Yさん、Tちゃんと、
旅行会社を経営するRちゃん、
シャーマンワークを主催するSちゃん、
メッセンジャーのMさんも一緒です。

「おお~、まさに魂の友たち!
 このメンバーで、エジプトへ御神事をしに行きましょう!!」

初回のミーティングから大盛り上がりのチーム・エジプト(笑)。

ところが、この日を境にエジプトの政局がどんどん緊迫化してきました。
ツアーの手配をしてくれたRちゃんからは、細かな現地情報が連日のように送られてきます。

「相当ひどいことになっております。
 エジプト全土の渡航自粛勧告です。
 カイロは特にひどいらしく、
 警護隊本部周辺やアレキサンドリアの公園周辺は
 とても危険な状況のようです。」

 ここでKさんとMさんから、突然の渡航断念宣言。

「一緒に行きたい!」という想いは変わりませんが、
 起こったことに対して
「それもまた、きっと意味があることなんだね。」
 と捉えるのがチーム・エジプト。

 KさんとMさんは、日本から御神事に参加していただくことになりました。

そして数日後、またまたRちゃんから、さらに緊迫した現地の状況が知らされます。

「たいへん残念ですが、
 本日外務省よりエジプト全土への渡航延期勧告が出ました。
 特別な理由がない限り、渡航を自粛しなさいというもので、
 エジプト国内の邦人も国外への退去を通達されています。」

通常、この勧告が発令されると、旅行会社はツアーを中止せざるをえなくなります。

「個人単位の手配旅行なので、何が何でも行きます!」と言えば、
現地の旅行会社が「受けません」と言わない限り渡航することは可能とのことですが、
もちろん保険はききません。

「さて、皆さんどうします?」

 Rちゃんからの問いかけに、私たちの答えは決まっていました。

「もっちろん、行きます!!」

 マジかぁ?!!
 スゴい、スゴ過ぎるよ!アナタたち!!

そんな声がどこかから聞こえてきそうな(笑)なんの戸惑いもない決意表明でした。

ただ、心配なのはRちゃんが経営する旅行会社のこと。

外務省から勧告が出ているのに、
強行して万が一のことがあっては、旅行業の免許取り消しになってしまいます。

「ウチのことは大丈夫!だって、御神事なんだもの。」

・・・おっしゃるとおり。
いちばん肝っ玉が座っていたのはRちゃんだったようです(笑)。

こうして9月12日の出発に向けて、それぞれの準備が始まりました。