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『魂の紀行』 第3章 九州での御神事・前編-6

 
2014年6月26日。
雨の宮崎空港からレンタカーで向かった先は、宮崎神宮。

今回の「九州ご神事」にあたり、瞑想の中で
「うーの言霊」というメッセージと共に光ってみえた
3箇所のうちのひとつ「鵜戸神宮」がある宮崎県の神宮です。
 

ご祭神は、初代天皇といわれている神武天皇、
神日本磐余彦天皇(かむやまといわれひこのすめらみこと)。

父神・鸕鷀草葺不合尊(うがやふきあえずのみこと)と
母神・玉依姫(たまよりひめ)も祭られています。
 
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これから始まる九州でのご神事にあたり、先ずはごあいさつ。
境内に足を踏み入れると、とてもやさしい「氣」が迎えてくれました。
どうやら、今回のご神事を歓迎してくれているようです。
 
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次に訪れたのは、市内阿波岐原の産母というところにある江田神社。

ご祭神は、伊邪那岐命(いざなぎのみこと)と伊邪那美命(いざなみのみこと)。
『古事記』や『日本書紀』で国産みの神と記されている二柱です。

またこの場所は、全国の神社であげられている祝詞(のりと)
「かけまくも畏き伊邪那岐の大神
 筑紫の日向の橘の小戸の檍腹(阿波岐原)に禊ぎ祓えたまいしに・・・」
に登場する檍腹(阿波岐原)で、
産母という地名が表してるように
伊邪那岐命が黄泉の国から戻り、
禊(みそぎ)をおこなったといわれるところでもあります。

この禊から産まれたのが、天照大神、月読命、須佐之男命の三貴子や、
底筒之男命、中筒之男命、上(表)筒之男命の住吉三神。

つまり、「禊発祥の地」でもあるわけですね。

宮崎に到着したときからのもの凄い雨にも
「禊」の意味があると思うと妙に納得です(笑)。
 
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自分の場合、こうして訪れる場所の選択基準は
「なんとなくシックリくるかどうか」
ということ。

人によっては、歴史を調べたり、方角を氣にしたりするようですが
自分はあまり考えずに、魂の感性のまま訪れることにしています。
それも、そのほうが「なんとなくシックリくる」から(笑)。
パズルのピースがぴったり重なる、というイメージでしょうか。
そして後日になって、その場所を訪れた意味が紐解かれる・・・。

この「紐解き」の情報源は、そのときに居合わせた誰かだったり、
後日タイミングよく出会った本だったりするわけですが、
いずれにしても、これは「流れの中」で起きていることを示しているのであり、
「魂の感性」のおもむくままに動くことが
自分に合った「ご神事でのお役目」につながっているのだと思います。

まあ、これはご神事にかぎったことではなく、
起こることすべて、に共通していることなのでしょうね。

そうそう、ここ江田神社のすぐそばに
禊をおこなったといわれる「みそぎ池(御池)」があるのですが、
そのお話はまた次回ということで。
 

<お知らせ>
次回は12月12日(金)となります。
何卒ご了承ください。