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第7章 スペイン・ポルトガルでの御神事編-2

 
2015年5月25日から約2週間、スペイン、ポルトガルをご一緒いただくことになった滝沢泰平さん、
長典男さん、高麗加緒里さんの御三方とのご縁は、どうやら、ただならぬものだったようです。

「鳴海さんとは、一緒に陰陽師やってましたよね」

長典男さんからのひと言は、とても初対面のあいさつとは思えないものでした(笑)

幼少の頃から「目にみえない世界」がよくみえていた(ややこしいですか)長さんは、
高野僧としての修行を通じてその才能をさらに磨き上げ、長年多くの方々の相談にのってきた、
いわばその道のプロ。

「前世でどんなご縁があったのか?」ということが、まるで「今日の朝ご飯は何だったの?」
という質問に答えるかのように(笑)スラスラと出てくるのです。

「当時、私は芦屋道満派に属していた陰陽師でしたが、鳴海さんは朝廷を護っていた
安倍晴明派の陰陽師。つまり、ライバルですね。かなり熾烈な争いをしていたようです」

ただならぬご縁であるとは感じていましたが、まさかライバル同士だったとは・・・。

それが今生では、こうして一緒に旅をしながら、スイーツ談義に花を咲かせることになろうとは、
当時は思いもよらなかったことでしょう(笑)
(長さんも私も、かなりのスイーツ男子(?)なのです)

「加緒里ちゃんは、私たちとはまた異なる派に属していた陰陽師で、三つ巴の関係。
泰平さんは、朝廷側の公家さんでした」

異なる派閥の陰陽師が、公家さんに束ねられて道中を共にする・・・。

まるで、泰平さんが水戸黄門で、私と長さんがスケさん、カクさん、
加緒里さんが由美かおる、のようではないですか(笑)
 

エネルギーの層は「多重構造」になっている、と私は感じています。

そう、まるでミルフィーユのように!!
(スイーツ男子っぽい表現でしょ?)

そして、人それぞれにご縁の深いエネルギーゾーンが存在しているようです。

「この4人で祈りを捧げると、絶妙なエネルギーバランスとなって、
とても良い化学反応が起こるんですよ」

目にみえないものをみる達人・長典男さんがおっしゃるとおり、各エネルギーゾーンへ
働きかけている「祈りの作用」は、とてもバランスのよいものでした。

「4人しかいないのに、血液型がすべて揃っていることも関係しているのかなー」

加緒里さんの言葉に「もしかしたらそうなのかも・・・」と、
思わず納得してしまった私たちなのでした(笑)

 
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