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『魂の紀行』 第2章 エジプトでの御神事・本編(後編)-8

 
 現地ガイド・アムロのアテンドで、
 メンフィス博物館の中庭に出た私たち。

 野外にも、数々の貴重な遺跡が展示されています。
 
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 ふと氣づくと、Yさんがスフィンクスの前でお祈りを捧げています。

「このスフィンクス、何か氣にならない?」

 アラバスター(雪花石膏)という大理石で作られたスフィンクス。

 その前に立った私たちは、何とも言えない雰囲気を感じていました。

 身も心も、ゆったりとした自然体になれるような独特のエネルギー。

 私たちは敬意を表する氣持ちで、お祈りを捧げました。

 清らかでやさしいエネルギーが、その場に満ちていきます。
 
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「なにか、マークが観える・・・。」

 Yさんの言葉と時を同じくして、
 私にもマークのイメージが浮かんできました。

 どこかで観たことがあるような・・・。
 
平取町でのマーク2
 
 想い出しました。

 8月7日、北海道平取町の義経神社で観えたあのマークです。
(第2章エジプトでの御神事編・序編-4参照)

 そして、Yさん。

「えーと、私が観えたのは、こんなマーク・・・」
 
融合マーク1
 
「同じマークじゃないですか!」

「・・・あ、ホントだ。
 いったい、どういう意味なんだろう?」

「それは、上エジプトと下エジプトの統一という意味があるネ。」

 アムロのひと言に、みんなが納得の表情で頷きました。

 今回の旅の目的。

 それは「愛と調和に満ちた新しい星」を生み出すための
「祈りと誓い」です。

 愛と調和は、分離ではなく統合。

 ラムセス二世の巨像からのメッセージにもあったように
「和合・融合」が、新しい時代のキーワードなのです。

「北海道平取町とエジプトも、何かご縁があるんだろうねぇ。」

 そう言いながら想い出したのは、2012年7月17日の出来事。

 メッセンジャーであるMさんを通じて、
 70年ほど前にこの世を旅立った、
 ある宗教団体の開祖さんが語りかけてきた内容は、
 次のようなものでした。

 ・このタイミングでこの場所にいることは既に決められていた。
 ・世の立て替え、立て直しをする準備は整った。今からが本番。
 ・今後様々な場所で様々な縁(エネルギー?)を繋いでほしい。
(序章-1・京都の下鴨神社にて 参照)

 様々な場所で、縁(エネルギー)を繋ぐ・・・。

 それは、地球上にあるエネルギースポットを繋ぐことが、
 愛と調和に満ちた新しい星を生み出すために必要な
 プロセスの一環であることを示しているのでしょう。

 御神事の度に感じていた「地球規模のエネルギー変化」は、
 志を同じくする人たちが、様々な場所で「ご縁(エネルギー)繋ぎ」
 を行っていることの現れだったようです。

< ジォセル王のピラミッド・コンプレックス >

 この日、最後に訪れたのは、サッカーラにある
 ジォセル王の「階段ピラミッド」。

 現存する世界最古のピラミッドと云われ、
 ギザのピラミッドより100年以上も前に建てられたと考えられています。
 
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「ギザのピラミッドで、大方の御神事は終わったと思ってたのにね・・・。」

「今日の方が、ハードだったかも(笑)」

 濃過ぎる御神事の連続で、
 ちょっとオーバーワーク氣味の5人(笑)。

 でも、この土地はエジプト文明原初の記憶が宿る場所。

 本日、最後にもうひと踏ん張りです!
 
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 ここでは、Yさんが中心となって「水の祈り」を捧げました。

 乾いた大地が潤っていくようなビジョンが観えます。
 
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 爽やかな風が吹き抜け、
 ここでの御神事も無事完了したことを教えてくれました。

 自然界からのOKサインは、わかりやすいですね。

 エジプトでの御神事も、いよいよ明日最終日を迎えます。