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『魂の紀行』 第2章 エジプトでの御神事・序編-7

 
同日の午後からは、富士山の噴火でできた溶岩洞穴「人穴」へ。

江戸時代に富士山信仰の修行の場にもなっていたという聖地だけあって、
厳かな雰囲気が辺り一帯に漂っています。

穴の最奥は、神奈川県の江ノ島に繋がっているとも云われているそうです。

既にどなたかがお祈りを捧げていましたが、
私たちが着くと、まるで交替するかのようにしてその場を立ち去っていきました。

さあ、いよいよ御神事。
6人で洞穴の前に座り、祈りを捧げます。

祈り始めて間もなく、大きな扉がガーっと開いたように感じました。
中から、肉眼では確認できない「なにか」がいっせいに飛び出してくるのを感じます。
TちゃんとRちゃんが塩と酒、水を供え、Sちゃんは法螺貝を吹き始めました。
Yさんは鈴を鳴らし、私もヒーリングの要領で、場を調えるエネルギーを送ります。

「なにか」が大きな1つのエネルギー体になったように感じたその瞬間、
Mさんがトランス状態になりました。
Mさんの口から、言葉が溢れ出ます。

(以下は、Tちゃんが録音した音源を書き起したものです。)

 ともせかぜをおくれそこから 
 ひをともしたたいまつのあかりをてらしてひをおくり、
 なみだせ なぎだせ
 ひをとおりしときにともにかぜをおくり
 あかりともしもっとてらせもっとてらせ
 うずめよすずふれ

 わがおこのますみのこころをともしだせ
 たいまつのひをともしてかぜとともに
 いりひのよしろともしだせ
 ふぶいてわがこの わがこの なみだに 
 なぎとなみのわごうとせ
 ひけつをほれ 
 ふしのそこのましろのかがみをてらしだせ
 わがおこともにてらしだせ
 わがおこともにかがやけよ

 ふしのましたのましろのこころ
 ますみのこころにかがみあわせ
 なみなきわごうのかたしろをいまここにてじょうじゅせよ
 まわれまわれ
 けよけよけよけよ・・・

なぜか、言葉の意味がわかってしまう私たち。
そのまま「なにか」に促されるように、それぞれのスタイルで祈りを捧げ続けます。

 ・・・数分後。

「・・・なした」

Mさんの口から、この御神事が「成し遂げられた」ことが告げられました。

正氣に戻ったMさん曰く、
「なんだか、とっても懐かしい感じがしたの。
 たぶん、この地の存在とはずいぶんご縁が深かったみたい・・・。」

そして、隣にいるRちゃんも涙が止まりません。
「こんなに深いご縁があったから、ずっと近くに住んでたのね。
 本当に、ただただありがたくって、感謝でいっぱい・・・。」

私たちは皆「縁」で繋がっています。

この世に生まれてくる前に
「どのタイミングで、どこで、誰と、どんなふうに出会い、どんな学びを与え合うのか。」
ということを話し合い、それらをプログラムして現世に来ているのだと思います。

肉眼では確認できない存在とのご縁、そして生まれ育った場とのご縁も、
このプログラムの一環として約束されてきたことなのであれば、
Mさん、Rちゃんが感じた懐かしさも不思議なことではありません。

「魂の約束」を果たせたことが、感涙として表れたのでしょう。

そして、この日はちょうどYさんの誕生日。
(こういうことも、ご縁のサインです)

場所をRちゃんのご自宅に移動した私たちは、
Rちゃんご夫妻の温かい「お・も・て・な・し」で、
魂の友どうし遅くまで語り合ったのでした。
(あ、そうそう、Yちゃんもサプライズバースデーケーキで感涙でしたよ・・・)
 

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Rちゃんのご自宅では、ご主人も大歓迎してくれました