『魂の紀行』 第2章 エジプトでの御神事・序編-9
2013年12月25日 第2章 エジプトでの御神事・序編, 『魂の紀行』
ローソク岩から札幌方面へ向かう途中にある「忍路(おしょろ)環状列石」。
三笠山の麓に位置するこの環状列石(ストーンサークル)は、
今から約3,500年前の縄文時代後期にできたものらしく、
南北33m東西22mに広がる楕円形がほぼそのままの形で遺されている、とても貴重な遺跡だそうです。
サークルの中に入ると、からだがスーッと軽くなりました。
「ここ、す~んごく氣持ちいいね!」
「ホントだ!からだがどんどん軽くなっていく!!」
「あ、鼻のとおりが良くなった!」
(Yさんは氣の良い場所に来ると、鼻のとおりが良くなるのです)
癒しのエネルギーに満ちた場を満喫しながら、
私たちは中央にある石碑の前で祈りを捧げ始めました。
中央に座る人、左右に立つ人、後ろでサポートをする人。
感じるままに位置を入れ替わりながら、場のエネルギーと交流していきます。
「剣のような形の光」「鳥のような形の光」「壷のような形の光」。
チーム・エジプトのメンバーが、皆同じ形の光を観ていました。
それぞれが心地良いエネルギーを感じながら遺跡をひとまわりした時、
木々の間から太陽光が差し込んできました。
「うわぁ、きれいだねぇ・・・。」
虹色の光が、中央の石碑めがけて真っすぐに降りてきます。
そして、その光はだんだんと強さを増し、やがてその場全体を包み込みました。
やわらかくてやさしい光に包まれながら、
私たちはエジプト行きのために必要なチューニングをしてもらっていることに氣づきました。
太陽光を通して、からだの隅々までエネルギーが浸透していきます。
「北海道は大地のエネルギーがとても強くて、
歩いていても地面に足が吸い付けられるような感じがするんだよね。
たぶん、北海道は宇宙からのエネルギーを受け取っている場所なんだと思う。」
Sちゃんの感じたところによると、人間が呼吸をしているように、
地球もまた宇宙からのエネルギーを受け取ったり、放出したりしているとのこと。
北海道がエネルギーの受信場所であることを感じとった先住民・アイヌの人々は、
祈りを通してその循環を促す役割を担っていたのでした。
和人による突然の搾取にも耐え、自然の流れに身を委ねてきたアイヌの人々。
その想いを汲み、お詫びと感謝の氣持ちを持って祈りを捧げることが、
エジプトへ愛と調和の祈りを捧げに行く私たちにとって、絶対的に必要なことだったのでしょう。
やわらかくてやさしい光は、その想いがしっかり伝わったことを教えてくれたのだと思います。
追記
札幌への帰路、Yさんとの約束だったソフトクリームもしっかりと味わい、
翌日の白老御神事に備えた私たちなのでした。
写真:ルタオ プラス ホームページより