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第5章 出羽三山での御神事-4

 
2014年9月9日。

朝いちばんで向かったのは、出羽三山のひとつ・月山。

標高1984メートル、高山植物の宝庫でもあります。

 
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月山には、こんなお話が伝わっています。
 

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ある夜、皇子が眠っていると、
夢に羽黒山の神が観音様となって現れました。

そして、
「あなたはきびしい修行を続け、
 多くの民を苦しみから救っています。
 これからも人々を導きなさい」
と告げると、八咫烏(やたがらす)に姿を変えて、
雪に覆われた白く輝く大きな山へ飛んでいきました。

夢から覚めた皇子は雪解けを待ち、
その山の頂を目指して登り始めました。

いばらをかき分けながら入っていくと、
草原が広がり、
さらに登ると残雪と岩だらけの景色になります。

ようやく頂上にたどり着いた皇子が辺りを見渡すと、
次第に周囲が金色に輝き始めました。

まるで喜びに満ちた極楽浄土のような世界です。

すると、亡くなったすべての人をあの世へ導くという
阿弥陀様が目の前に現れました。

「ここは夜と死後の世界をつかさどる
 月の神がいらっしゃるところだ」

そう悟った皇子は
この山を「月山(つきのやま)」と名付け、
後にお堂を建てて
「暮礼山(ぼれいざん)月山寺(がっさんじ)」
と呼びました。
 

『はちこの皇子 物語り』より
(おもてなし観光ガイドブック)
 
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山頂に月読命(つきよみのみこと)を祀る月山には、
このような物語が伝えられていたんですね。

 
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8合目の御田ヶ原(みだがはら)にある
月山中之宮でエネルギーの交流をしていると、
次のようなビジョンが浮かんできました。

 五芒星 → 六芒星 → 八芒星
 

「五芒星と六芒星が融合すると、八芒星になる」

これは、これまでのさまざまな祈りの場面であらわれていた
ビジョンですが、月山では、次のメッセージも伴いました。

「アースヒーリングの完了は、八芒星がサインとなる」

ヒーリングの要領で、
大地のエネルギー調整をイメージしながら
おこなってきた「アースヒーリング」。

完了のサインは、これまで
「明るくなった」「軽くなった」
という「感覚」を目安にしていました。

その「感覚」の中で
五芒星や六芒星、八芒星があらわれていたのですが、
八芒星そのものを「アースヒーリング完了のサイン」
と捉えることができると、目安がより明確になります。

「八芒星があらわれるまで
 アースヒーリングをおこなう」

これからもさまざまな場所でおこなうであろう
アースヒーリングは、ここ出羽三山の月山で、
こうして新たな氣づきをいただいたのでした。
 

蜂子皇子の半ば強引な「お導き」によって始まった
今回の、出羽三山への「魂の紀行」(笑)

なんだか、とても氣づきの多い旅になりそうです。