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第5章 出羽三山での御神事-6

 
国見山玉川寺(こっけんざんぎょくせんじ)。

四季折々の花に囲まれた美しい庭園は、
国指定の名勝としても知られています。

 
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境内にある「玉刀自(たまとじ)観音」は、
その昔、蜂子皇子が羽黒山を目指していた際、
危険な夜の山道を回避するために、ひと晩宿を
提供してくれた玉(たま)さんを祀ったもの。

蜂子皇子が羽黒山を開くことができたのは、
この時、無事に入山できたからだ、とも云われるほど
出羽三山にとって、とても重要な人物です。

 
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手入れの行き届いた庭を眺めながら
しばしエネルギーの交流。

あらわれたのは、ひし形の四隅に
光る玉のようなものがついたマークでした。

穏やかで、清らかなエネルギーが
辺り一帯を優しく包み込んでいきます。
 

氣づくと、目の前に1匹の「羽黒トンボ」が。

祈りの旅では、しばしば、トンボや蝶、カマキリなどの
生きものたちが、自然界のメッセージを携えてあらわれます。

羽黒山の麓で「羽黒トンボ」。

わかりやすいメッセージです・・・(笑)

 
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次に向かった先は、荒澤寺(こうたくじ)。

湯殿山で、火の玉と水の玉という
「宝珠」を授かった蜂子皇子は
水の玉を月山へ納めた後、
火の玉をここ荒澤寺へ納めた、と云われています。

 
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つまり、荒澤寺は
月山と「陰陽の関係」にある要所。

エネルギー交流においても、
「陰陽の統合」を示すマークがあらわれました。

 
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エジプトでもよくあらわれた
「融合・統合・調和」を示すマークです。

2つの「宝珠」を授かった湯殿山と同じマークの出現は、
高寺や蜂子神社であらわれた五芒星、六芒星、八芒星と共に
「融合・統合・調和」という
新しい時代の到来を示しているのだと思います。
 

追記

この日(2014年9月9日)の夕方、
中村さんから紹介いただいた漆山美行さんと初対面。
(第5章出羽三山でのご神事-1)

 
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4日間におよぶ神子修行を終えて
下山したばかりの美行さんとの第一声は
「初めまして・・・、って感じじゃないですよねぇ」
と、またまた不思議なご挨拶(笑)

きっと、前生でもご一緒してたんですね。

「ようこそ出羽三山へ!!
 それにしても、いらっしゃった日がちょうど
 修行おさめの日とは、まさに蜂子皇子様のお導きですね。
 しかも、今日は9月9日の満月!
 会う前から、とってもご縁が深い方だと感じていました」

美行さんは、いまから30年ほど前、御母様の友人である
ヨガの先生と出会ったことがきっかけで、
女人禁制だった羽黒山での修行が解禁された22年前から
毎年欠かさず神子修行に参加しているという、つわもの。

蜂子皇子とも、ただならぬご縁を感じているのだそうです。

「明日は朝からご一緒させていただきますね!!」

心強いひと言をいただき、本日の任務も無事完了です。