第5章 出羽三山での御神事-7
2016年1月15日 第5章 出羽三山での御神事, 『魂の紀行』
2014年9月10日。
出羽三山祈りの旅も、いよいよ最終日。
一昨日から巡っているなかで感じたのは
「元の場所」というキーワードでした。
本日ご一緒いただく漆山美行さんに
そのことを告げてみると
「もしかしたら、元羽黒のことかもしれませんね。
じつは、そこに蜂子皇子様の本当のお墓がある
と云われているんです」
とのこと。
さっそく現地へと向かいます。
元羽黒とも呼ばれる「皇野(すべの)」に到着。
蜂子皇子の墓と云われているあたりに立ち、
美行さんと2人で祈りを捧げます。
ビジョンの中にあらわれたのは、きれいなひし形。
四隅には、それぞれ光の輪がまわっています。
次に現れたのは「大」の字のように5方向へ伸びるマーク。
そして「水」の字のように6方向へ伸びるマークへと変わり、
そこからさらに「米」の字のように
8方向へ伸びるマークが現れました。
ひし形の四隅に光る玉。
(第5章出羽三山でのご神事-6)
大の字(五芒星)、水の字(六芒星)、米の字(八芒星)。
(第5章出羽三山でのご神事-4)
そう、すべて一昨日からあらわれたマークです。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
641年の6月20日夜明け前、
皇子はそばにいた人々に、静かに語りはじめました。
「出羽の霊地を探して私がここにたどり着いてから、
50年あまりが経ちました。
そろそろ天に昇る時が訪れたようです。
これからは皆さんが
世の中を正しい方向へ導いてください」
話し終えた皇子が松明(たいまつ)を天に向けると、
どこからかあらわれた五色の雲は、皇子を包み込み
まるで極楽浄土へ連れて行くように、
月山の彼方へと消えていきました。
『はちこの皇子 物語り』より
(おもてなし観光ガイドブック)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
蜂子皇子が昇天したと云われる「皇野」の地。
ここであらわれた一連のマークは、
極楽浄土へ還った蜂子皇子が示してくれた
「新しい時代」のひな形なのかもしれません。
(第5章出羽三山でのご神事編 完)
第6章「台湾でのご神事編」は
4月上旬スタートの予定です。